毎年干支をテーマに作成されてきた迎春ねぶたも、5年前に干支が一巡。
2013年から、古事記の編纂1300年にちなみ、テーマを古事記の「神話」へ変更した。
そして18回目を迎えた今回は「御社殿御造営竣功二十年」にちなんだ特別なものを製作した。
「迎春ねぶた」は、現在の御社殿を中心に、脇には清流相模川が流れ、西には霊峰富士を臨むという、神社を取り巻く風景を表現した。
寒川神社は春分と秋分に富士山頂に沈む夕陽を拝する場所に鎮座しており、迎春ねぶたにも描いた。
また、古来より八方除・方位除の神様と信仰されていることから、四神の一つ青龍を配置。
実際に龍は御社殿東側に設置されている「渾天儀」にしつらえられている。今年、初めてだったのか・・・社殿内部に「神威発揚」と書かれた「迎春ねぶた」が置かれていた。 |