D90が観た画像  d90-18051

神奈川県横浜市泉区和泉町300  天王森泉公園
撮影日 :  2018−2−12
天王森泉館の「吊るし雛アート展」 (2月10日〜3月7日)
雛まつりの季節となると、心がウキウキしてくる。・・・・  なぜか男性なのに?(笑い)
ところで、神奈川県内は踏破したかなと思っているが、ネット検索で、未踏の場所を発見。
・・・・横浜市内に「吊るし雛祭り」の会場が有った。  興味が湧いたが交通の便が悪い。

海老名駅から小田急で相模大野乗り換えで湘南台駅へ、そして、横浜市営地下鉄で下飯田駅で下車。
徒歩で25分、「天王森泉公園(てんのうもりいずみこうえん)」を目指す。
案内看板も無ければ、最寄り駅にもチラシも無い。  スマホを持っていないので、ナビも無い。
見晴しのいい田園地帯にでたら、遠くに桃色の幟旗が7本ほど強風にたなびいていた。

辿り着けば、「旧清水製糸場本館」の歴史的建造物だった。
駐車場も無いので、近くの農道に路駐している車が7〜8台あった。
明治44年建築の木造二階建て。
ガラス戸なので、内部が良く見える。  1階には吊るし雛が有り、2階には干し柿が一杯吊るしてある。

玄関口から入ると、土間正面に「元横浜市長から寄贈された大正時代の七段飾りのお雛さま」が置かれ、江戸時代の富士山噴火の時に拾ってきたと言う「直径20cmの隕石」が展示されていた。
土間から4部屋続きのお座敷を見ると、天井からは200本(吊るし飾りは輪飾りのため、1つの輪に吊るされた塊を1本と数える)ほどの吊るし飾りが有り、畳の上に着物の反物を広げて、その上に人形などのアート作品を100〜120体ほど並べている。

階段を上り2階の展示場に行くと、今年の干支をモチーフとした作品と、松ボックリや裏山から集めたドングリを材料にアート作品が広がっている。
二部屋の座敷は、今年は閉鎖、回り廊下は三方がガラス戸で日当たりが良い。
その日当たりを利用して、1400〜1500個の干し柿が吊るしてある。 ・・・・勿論、手作り品。
良く観察すると・・・本日皮むきしたばかりの渋柿が吊るされ、廊下を歩くに従って・・・干し柿の色が変化して行く。
皮むきしてから3ヶ月も経ったろうか・・・・1300個あたりから、干し柿もスリムになり、食べごろの作品になっている。

過去10年間、私も各地の雛まつり作品展を見ている・・・その中でも抜群のアイデアの詰まった企画展だ。
スタッフに聞くと、地元の10人ほどの高齢者が10年間続けて、この場所(天王森和泉館)を会場にしている。
グループの代表は「長島 喜代子」さん。
過去、大きなグループの代表に取材している経験があるので、今回も長島代表にインタビューする。
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その中で、代表の口から、東京オリンピックで東京に来た外国人に『日本の雛まつり文化』に触れてもらいたい。
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過日、唄の仕事で浅草に行った。  その時、外国人の多さに驚いた。
仲見世通りや花やしきだけでなく、「日本古来の文化風習」を知って欲しいと・・・、そして、オリンピック会場の近くに「展示ブース」が借りられると良いけどね。
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その時、私の脳裏に浮かんだのが、江東区で60人ほどの会員を擁する「ちりめん細工 江戸の針」の三好代表と、某大手旅行会社でオーストラリアや中国で責任者として活動し、海外部門の社長を歴任、2000年以降は、大学やNHK番組で「観光立国ニッポン」を語り、外国人の日本観光誘致に活躍する幼友達がいる。  ・・・彼らをとおして、「オリンピックに集まる外国人と雛まつり文化」に会場(会社の畳敷きの部屋や営業停止している蕎麦屋)等の提供者が見つかればなぁーと。  ふと思った。
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ところで、長島代表の名刺は玄関口にて配布されていたが、「唄の仕事」が話題になった時、もう1枚の名刺が手渡された。
「日本音楽著作権協会会員 作詞・作曲家」と「キングレコード株式会社 歌手 翼翔子」と、あった。
youtubeにも「翼翔子チャンネル」があったので、・・・彼女の持ち唄を借用し、静止画作品を動画風にアレンジしました。

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