「料亭・二木屋の雛まつり」に、通い始めて７年の歳月が流れた。
性懲りもなく、７年連続で来ているのも、我ながら不可思議である。
昨今、街の活性化目的で「雛まつり」等のイベントが開催されるが、展示されるお雛さまは昭和時代の大量生産品で、人形の顔は一般大衆に受けの良いものになっており、一度見たら・・・これなら我が家のお雛さまと変りないと、思う。
ところが、「二木屋の雛人形」を見ると、・・・今年も会えたね、・・・また来年も来るね。
そう、人形の風格が違うのだ。
祖父・小林英三（元厚生大臣）の残した家宝の雛に、その後、ご子息の現オーナーが新しく買い求めて増え続けるお雛さまや郷土玩具の類が沢山有るとの事。 個人の蒐集では、国内の愛好家の中でも５本の指に入るものと思う。７年間も見ていると、顔馴染みもたくさんあるが、今年の新規雛があると紹介された。 その内の１つが下の写真の三枚目。
お店の常連さんで高齢になり、江戸時代の雛人形を持っていたけど、自宅に飾るのが難しくなったので、二木屋の雛まつりで飾って欲しいと寄贈されたそうだ。
残念ながら、五人囃子（京雛と江戸雛）の道具類が紛失しているらしいが、人形の顔付は良かった。
その他に、良質の芥子雛（けしびな）が２組あった。 |
