D90が観た画像  d90-18072

戌年だから、こんなドラマも いいんじゃない!
撮影日 :  2018−3−4
「里見八犬伝の八房と狸」
「南総里見八犬伝」は、戦国時代に安房の地を活躍の拠点にした房総里見氏をモデルにした「江戸時代の長編小説」だ。
そして、話題の中心が『里見伏姫と犬の八房と狸』で始まり、伏姫の8人の子供『八犬士』が活躍する空想物語り。

自宅の旧富山町(とみやままち)も岩井町と平群村と合併しており、マイカー依存の現在では、コミュニティーバスが3便/日しかない。
次ぎの取材場所がさらに3キロほど遠くなので、岩井駅舎内にある観光協会の案内所の貸出し自転車を利用する。

「里見八犬伝の八房」の犬像は、現南房総市の3ヶ所に散らばっている。
1つは「岩井駅前に設置されている」、2つ目は「平群・犬掛地区」、3つ目は「滝田城」。

さて・・・、犬掛地区は、里見家の跡目相続の古戦場の一つでもある。
あわせて「八房の生誕の地」でもある。

-----------  <八房伝説>  ---------------

時は室町時代、百姓枝平の家に一匹の雄犬が生まれた。
ある夜、母犬は狼に襲われ、子犬だけ助かる。
野良仕事が忙しく、子犬の世話をあきらめていたが、子犬は日増しにまるまると大きく成長してゆく。
不審に思った枝平は子犬の様子を窺うと、夜更けに年老いた狸が現れ子犬に乳を与えてに来ていた。
この様子は村中に語り継がれ「狸に育てられた犬」としてうわさが広まり、城主「里見義実」の耳にとどき、子犬を召し寄せられ、「八房」と命名され、義実の愛娘「伏姫」の愛犬として寵愛された。

この犬像は、子犬を育てた、一匹の狸と名犬八房を偲び、いつの時代にも、この美しい物語を多くの人に語り続けようという意味から建立したものである。