D90が観た画像  d90-18073

戌年だから、こんなドラマも いいんじゃない!
撮影日 :  2018−3−4
「滝田城の伏姫と八房」
小説・「南総里見八犬伝」では、滝田城を里見義実(よしざね)の居城で八犬伝発祥の城としている。
案内板によれば、築城の年代は明らかではないが、里見五代義豊の妹を妻とした一色九郎が城代を務めていたそうだ。

私は20歳代から「日本の名城」めぐりをしており、20年前にこの「滝田城」にも登っていた。
当時の写真を見ると、八房に跨った伏姫像は黄金色に輝いていたし、眺望も良かった。
今回は城の探索ではないので、銅像だけの取材である。
山城の探索目的なら、大手口(写真1〜3)経由の方が曲輪(くるわ)を見ながら登ってこれる。
前回も今回も裏口の階段を登ってきた。

「伏姫と八房」の銅像は、「翔天」とタイトルが付いているが・・・・良くわからない。
銅像の足元に「8個の玉」が転がっているが、これが「8人の子供を示すもの」。
八剣士が持っていたという八個(仁義礼智忠信考悌)の玉には、「儒教」の教えがある。
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仁:人を思いやること
義:道理・正義
礼:礼儀・作法
智:智慧
忠:忠義・忠信
信:信用・真実
考:親や先祖を敬うこと
悌:兄弟の仲がいいこと 

ところで20年振りとなった登城、展望楼は取り壊され、木々がおいしげり眺望も悪くなり、銅像の黄金色も剥げてしまった。