D90が観た画像  d90-18074

東京都あきる野市五日市  檜原街道沿い
撮影日 :  2018−3−10
秋川渓谷 雛めぐり
Facebookの友達の奥さんが「秋川渓谷の雛めぐり」をしてきました。・・・と、レポートがあった。
ネット検索して見ると、まもなく終了する、イベント紹介の写真集を見ても、古いお雛さまも有りそうだ。
もっとも関東大震災の火災もなければ、東京大空襲の被害もなかったので、古い物が残っていそうな里山である。

東京都とは言っても、山梨県に隣接している。
平安時代や鎌倉時代は、甲斐の国を経由して、京と東北方面と武蔵の国を結ぶ街道があった。
ガスも電気もない時代は、刀や農機具の鍛冶の燃料や上層階層のお屋敷の暖房用に木炭が使われている。
多摩川の支流秋川上流の里山で生産された木炭が「五日市」に集荷され、江戸に運ぶ道としては五日市街道が整備され、水路(多摩川)を利用し、杉や桧の木材を筏に組んで江戸湾まで運ぶ。
よって、江戸時代から明治時代中期までは繁盛した豊な生活圏であった。
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さて、雛めぐりの話題に移ろう。

下の写真の一枚目は、「青木屋」。 どうも骨董品がたくさんあるが、売り物でない見たい。・・・(値札がないので)
「お茶でも飲んでいけ」、と、店内に招き呼ばれた。
聞けば、ご近所に個人的に骨董品を集めていた人がいて、故人となったので全て引き取ったとか。
「雛めぐりの期間中も有り、お雛さまを並べているらしい」
なかなか、他所ではお目にかかれない雛人形で、顔付も良かった。
脇差にした刀は、手作り品の竹光そのもの。

続いて、二枚目の写真は、「井上商店」に展示されていた『お膳』・・・目測だが、高さ20センチ以上、「菱餅の台」は高さ20センチで上面は25センチほど。
これほど大きなお道具類は、今までに酒田の大名・酒井家や銀座の三井家や高岡の豪商や沼津の御用邸でしか観た事がない。
もっとも、「井上商店」は、かの土方歳三が「土方家の家伝薬・石田散薬」をセールスしていた相手である。
江戸時代から明治時代まで薬屋さんであるので、豪華な雛人形を持っていたとしても不思議ではない。
「秋川渓谷の雛めぐり」を機に蔵の中を探して見たら、傷みのはげしい雛人形だったので展示するのは止めたとか。

「箏の生演奏」 が商店街の「体験茶や」であった。  ⇒ クリッリ   ⇒ クリック