D90が観た画像  d90-18084

東京都青梅市森下町  旧稲葉家住宅土蔵
撮影日 :  2018−3−18
旧稲葉家住宅土蔵の雛飾り
昨日(3/17)に入手した「広報おうめ」(2018−3−15発行)に、旧稲葉家住宅土蔵特別公開に雛人形の写真が載っていた。
公開日時が3/17と3/18に限定されていたため、急遽、取材する事に決めた。

建物は、都指定有形民俗文化財になっているもので、興味があり、建物内部の写真も多数有り、別途紹介します。

昭和54年に稲葉家から青梅市に寄贈されているため、建物内部は空っぽです。
土蔵内部を公開するに当たり、雛人形も同様に一般市民からの寄贈品が展示されており、稲葉家の持ち物ではなかった。
青梅街道に面した二階建ての「店蔵」の母屋には、江戸時代の内裏雛と土雛のセットが有り、三階建ての土蔵には御殿飾りがあった。

「広報おうめ」を見て、懐かしいので土蔵を見に来たという夫婦がいた。
御殿飾りを見ていたら、『私の嫁入りの時にも親が「おくり雛」を用意してくれた。・・・・でも、大きさはもっと小さいけど。』
雛談義が弾むうちに、『稲葉家の子供と同級生だったので、この蔵の中でかくれぼをしたり、庭の枇杷の実を食べたりしたと言う。』
当時から梅の古木(樹齢200年ほど)があったようだ。
樹高5メートル、枝張り8メートル、幹回り110センチの一本桜(十月桜)があった。  推定樹齢7〜80年、誰かの誕生記念樹かも。