D90が観た画像  d90-18092

東京都青梅市森下町 旧稲葉家住宅
撮影日 :  2018−3−18
民俗文化財の旧稲葉家住宅
JR青梅駅前ロータリーを抜けると、50メートルほどで旧青梅街道にぶつかる。
JR鉄道と並行しての街道なので、道路の両側は所々に古い建物が存在する。
今回訪ねた『旧稲葉家住宅』は、江戸時代に青梅宿の町年寄を勤めた稲葉家の旧宅です。
稲葉家は青梅でも有数の豪商で、建築様式から江戸時代後期には「材木商」を営み、その後は青梅地方の木綿業と藍染の普及から「青梅縞」の仲買問屋を営んでいた。
当時の防災は、消火施設は皆無のため、個人で対応せざるを得なかった。
店舗兼従業員の住いとしての「店蔵」は、下の写真からも分かるように、母屋は土蔵で造られておりその上に雨よけの屋根が被さっている。
裏庭にある三階建ての土蔵は、反物の収納倉庫である。

建物と敷地は、昭和54年に稲葉さんから青梅市に寄贈され、現在は「東京都有形民俗文化財に指定」されて、市の管理になっている。
三階建ての土蔵の外壁に、明治時代に発生したボヤにより焼け残った柱を使用している。
この火事は、懐中電灯の無い時代、丁稚小僧が牛小屋の見回りに行く時、ロウソクの燭台(ロウソク立て)を土蔵の近くに置いていたために失火したのだ。
4年前に、青梅市は三階建ての土蔵の修理を行なったために、黒焦げの壁から白い壁になっていた。

ところで、寄贈者の稲葉さんと幼馴染の女性と桜談義をしている時に、稲葉さんの自宅はあの裏山を含めた一帯で、中は入れないけど、豪邸だよ。
スライドショーの写真で終りの2枚を参照。

2009-9-19から、Nikonカメラの『D90』を愛機として、撮影を開始しました。 1999年のホームページ作成時からの作品集です。
		画面表示のためのツールも技術習得の為にいろいろと取り込み、
		数多くの技法を習得し、シリーズ作品集として、管理しております。