D90が観た画像  d90-18095

静岡県三島市 佐野美術館
撮影日 :  2018−3−23
佐野美術館のおひなさま
首都圏の雛まつりは、ほとんどが3月4日あたりで終了している。
チラシを何処で入手したか忘れたが、4月1日まで「おひなさま」を展示している場所があった。
「佐野美術館」が今年最後の「おひなさま」の取材となった。
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本展では、佐野美術館所蔵・寄託の雛から、享保雛、古今雛の他、上方発祥の御殿飾りや、芥子雛段飾り、八丁堀の名物といわれた仁杉家旧蔵極小雛飾りなど、意趣に富んだ雛の数々を展示します。
あわせて御所人形や嵯峨人形など日本の古人形の魅力もご紹介します。
佐野美術館で春を彩る人形たちの宴をお楽しみください。
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受付で、館内撮影禁止の小さな貼り紙を目にしたので、粘り強く交渉したがムリだった。
上司が出てきて、館内販売の絵はがきやチラシの画像は良いとの事。
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館内に展示してあった雛人形に関しては、今までに私が見てきたものと類似しているので、特に目新しくもないし、写真が撮れなくても、類似している画像はすでに保持している。
館内を歩き廻った順番で、メモ書きしているので、展示品を紹介しよう。
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拡大写真の4枚目・・・江戸時代の享保雛で個人蔵・・・男雛(高さ20センチ)、女雛(高さ18センチ)、後の屏風は(高さ35センチ、横幅100センチ)。
拡大写真の5枚目・・・江戸時代の古今雛・原舟月の作品で美術館蔵・・・男雛(25cm)、女雛(20cm)、後の屏風は(高さ45cm、横幅100cm)。
拡大写真の6枚目・・・江戸時代の有職雛で美術館蔵、仁杉家旧蔵雛飾りで、内裏雛の他にミニチュアの雛道具が約100点・・・説明書きを見ると、江戸・八丁堀の雛人形店の「七澤屋」とあった。・・・これとそっくり同じ物が「青梅の津雲邸」にある。  参照となるのが写真7〜16枚目です。・・・1階の応接間には、庄内藩主家の娘が小倉藩主家に嫁いだ際の嫁入り道具の雛型一式が展示され、金蒔絵の長持や箪笥、お膳、古伊万里の皿や鉢、ガラス器などミニチュアといえど精巧で美しいもの、嫁入り道具をお披露目する代わりとして、その雛型を誂えたと伝わる。
拡大写真の17枚目・・・明治時代の芥子雛で個人蔵・・・雛人形の高さは8センチ、明治40年櫻井章子(最後の尼崎藩主の孫)誕生時の雛飾り、内裏雛・3人官女・随身・五人囃子・仕丁・チン引き・花車引き・高砂・馬引き・花見雛・ガラス工芸・砂糖菓子の他、道具が30点あった。
拡大写真の18枚目・・・江戸時代の橘時計で美術館蔵、高さ12センチ。
拡大写真の19枚目・・・明治時代の竹内久一作の内裏雛で美術館蔵、高さ8センチ。
拡大写真の20枚目・・・この写真は「青梅の津雲邸」で撮影したものだが、似たような図柄で、掛け軸が掛かっていた。・・・長さ2メートル、幅35センチ、天明4年(1784)原在中作、雛図の男35cm、女22cm。
拡大写真の21枚目・・・館内でもっとも目を引いたものが、大型の「御殿飾り」、高さ70センチ、横幅120センチで大正14年の製作。・・費用は家一軒建てるより高額。・・・雛人形も7段飾りの人形・道具は勿論、女人形、稚児人形、舞人がいて、10段飾りのスペースが必要である。・・・来れれ戸そっくり同じ物を「目黒雅叙園の百段階段」で、岐阜県在住の井戸氏の個人コレクションが展示されていた。
拡大写真の22枚目・・・この写真は「青梅の津雲邸」で撮影したものだが、似たような五人楽人が展示されている。明治29年製作で、高さ20センチの大きな人形だった。