D90が観た画像  d90-18113

神奈川県鎌倉市大町 4−4−18
撮影日 :  2018−3−27
鎌倉・安国論寺のさくら
日蓮聖人は千葉県で誕生し、清澄山で立教開宗した。
時の日本の政治の中心は、鎌倉であった。
そこで、鎌倉の「名越松葉ヶ谷」の岩屋に草庵を結び、20年間にわたって布教活動を行なう。
その間に、『立正安国論』を北条時頼に建白した。

さて、安国論寺の創建だが、開山は日蓮とするが、弟子の日朗が文応元年(1260)に、岩穴(法窟)の側に安国論窟寺を建てたのが始まりである。

今回の取材は、「シダレザクラの一本桜」である。
山門前にも2本のシダレザクラがあるが、樹高5メートルと若い木である。
境内に入ると、本堂の奥に、樹高の高いシダレザクラが2本ある。
高いほうは、樹高15メートル、枝張り12メートル、幹周り130センチ。
低いほうは、樹高10メートル、枝張り15メートル、幹周り130センチ。
太さが同じだったので、受付のスタッフに確認したら、住職の話では、40年前に「日蓮宗本山の身延山・久遠寺」から買ってきたと。
・・・となると、樹齢10年の花の咲いた若木を、境内に植えたと推測でき、推定樹齢は50年となる。

境内には「妙法桜」と称される『市原虎の尾』、鎌倉市の天然記念物のヤマザクラがあった。
この桜は八重咲きなので、開花するのはもう少し先、樹齢は800年近い・・なにしろ、日蓮聖人が杖にしていた枝が根付いたものだとか。
主幹はとうに朽ち、ひこばえが沢山の蕾を付けていた。

1999年のホームページ作成時からの作品集です。
		画面表示のためのツールも技術習得の為にいろいろと取り込み、
		数多くの技法を習得し、シリーズ作品集として、管理しております。