戦国時代の小田原は、後北条が関東一円を治める250万石の城下町だった。
江戸時代は、箱根山を越えて江戸への進軍を押さえる目的で、小田原城の役目は大きかった。
明治政府により、城は解体され廃城となったが、最終的には11万石の城下町である。2016年にリニューアル工事も終り、昨年(2017年)に「小田原城の新たな魅力」を創出しようと『冬桜イルミネーション』を企画した。
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「花ものがたり」では、梅、桜、藤、花菖蒲と紫陽花、ハス、菊など、小田原城で季節に咲く花々をイメージした光と音楽プログラムを実地した。
天守閣に登り地上を見ると、ムービングライトで、梅の花びらや桜・藤・紫陽花・菊などが映し出され幻想的だったとか。
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ところで、小田原城天守閣やお堀などを背景に、約300本のソメイヨシノが春爛漫に咲き誇り、桜の開花期間中の夜にはぼんぼりが点灯され、幻想的な姿を楽しむことができる。
そして、「冬桜イルミネーション」の技術の再来である。
季節の花7種類に秋の紅葉が加わると『8色』になる。
天守閣に前には、『一本桜』がある。
樹高10メートル、枝張り20メートル、幹周り250センチの堂々たる桜。
この桜の木に・・・「8台のムービングライト」による投射が始まった。
初めてこの光景を目にした時は、「ナンジャ コレハ」である。
「梅の花」色の投射なら白色だから違和感は無いが、「藤の花」色は紫色・・・違和感有り、「菊の色」は黄色、紅葉は赤と・・・。
理由が分かった今では、「8台のムービングライト」の設備費も高額だったろうから、再活用しないとね・・・と、納得する。 |