今年(2018年)の花の開花は、10日以上も早かった。
さくらに続きツツジも、そして藤の花も然り。
以前、『東京一の藤の名所』との宣伝文句につられて撮影に来てから11年が過ぎた。 ⇒ 2007年の作品亀戸はもともと湿地だったので藤を植えるにはちょうどよく、雅に咲いたその美しい藤を見るために五代将軍綱吉公、八代将軍吉宗公が訪れたともいわれている。
江戸時代より「亀戸の五尺藤」「亀戸の藤浪」としても親しまれており、浮世絵でもその藤はよく登場している。
境内には、15の藤棚が設置されており、100株の藤の木があるそうだが、遅咲きの棚にしか藤の花があるだけで、他の14つの藤棚は花が付いていなかった。
それでも、藤の花は1メートル以上の長さが有り、心字池の上に垂れていて、ライトアップが始まると水面に逆さ像が写り、幽玄(ゆうげん)の世界となった。
日没後の「トワイライト・タイム」になると、藤棚とライトアップされた東京スカイツリーのコラボ撮影に、カメラのシャッター音が鳴り響いた。 |