昨年(2017−5−5)は「東洋一の大藤」を取材した、往復の時間と高い入園料なので、毎年行く気持ちは湧かないが、鎌倉から小田原までの湘南地方にも数ヵ所の藤の名所が見つかった。 東海道の二宮町に、推定樹齢約400年を超えるといわれる白藤がある。
元和九年(1623)、徳川3代将軍家光が上洛した際、駕籠を止めて白藤を見物したとの言い伝えが残る。
また、お寺の名前に関しては、寛文(1661〜72)の頃、仁和寺の宮が、関東下向の時、藤の木の根元を見て、『藤巻寺』の別号を与えたと伝えられている。 『梅澤山 藤巻寺 等覚院』となった。
例年であれば、4月末に見頃になるらしいが、10日以上も早かった藤の花、取材に訪れた時には、白藤の花はほとんど終わり、葉っぱが伸び放題だ。
ネット検索から見つかる「等覚院の白藤」とは雲泥の差・・・次回には、8メートル*6メートルの真っ白な塊を見てみたいものだ。
それにしても、幹周り150センチもある大蛇のような藤の老木、ほとんど枯れているのに、400年以上も花を咲かせているのだ。 |