D90が観た画像  d90-18143

神奈川県鎌倉市扇ヶ谷  英勝寺
撮影日 :  2018−4−28
尼寺・英勝寺の「白藤」
英勝寺の成り立ちに付いては、後ほどの作品で紹介します。

2018年の「紫藤・白藤めぐり」を企画した時、「鎌倉,藤沢,二宮,小田原」と候補地が見つかり・・・鎌倉を後回しにした。
その後、天候が悪化、木曜日は休館日と見頃時期はどんどん過ぎていく。

「白藤」を撮影するとなると、青空が最低条件のため、結局5日遅れとなった。
純白の見頃の房も茶色く変色してしまい、藤棚全体を見上げると、見頃の50パーセント減である。

境内の藤棚到着は13時50分、太陽はまだ頭上にいるために、書院の東側のガラス窓にだけ、藤棚の映り込みがあるだけで、南側のガラス窓は暗かった。
15時05分頃になると陽も西に傾き、南側のカエデの木にも陽が差し込み、ガラス窓への映り込みが始まった。
すると、書院の建物全体が画郭内に収まるようになった。
やはり、時間を掛けなければ、見映えのよい写真にはならない。

そして、なぜ、青空にこだわったかの要因は、白藤の浮き上がらせ方にある。・・・(白藤の背景に白い空や壁では雰囲気が出ない。)
続いて、もう一つのこだわりは・・・浅草同様に鎌倉も和服の貸し衣裳が盛んである。
古都・鎌倉にこだわる以上、藤棚の下には和服姿の人にモデルを選びたい。
さらに、白藤をより純白に魅せるためには、順光で遠くからのズーム撮影で狙うのだ。
白藤の強い・甘い香りには、大型の「くまはち」が集まる。  根気良く待てば、画郭に飛び込んでくる。

2009-9-19から、Nikonカメラの『D90』を愛機として、撮影を開始しました。 1999年のホームページ作成時からの作品集です。
		画面表示のためのツールも技術習得の為にいろいろと取り込み、
		数多くの技法を習得し、シリーズ作品集として、管理しております。