D90が観た画像  d90-18150

神奈川県相模原市新磯
撮影日 :  2018−5−5
江戸時代から続く「相模の大凧」
海老名市を流れる相模川を上流に6〜7キロメートル遡って行くと、川幅が広くなり、サッカーグランドが出来るような河原が出来ている。
この河原を利用して、天保年間(1830年頃)から「相模の大凧」まつりが、5月4日と5月5日の2日間に行なわれている。

このイベントの伝統は、相模原市で4つの地区(新戸、上磯部、下磯部、勝坂)、そして座間市で1地区の計5ヶ所で受け継がれている。
凧の大きさは昔から決まっているようだ。
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新戸会場は、八間凧 (14.5メートル四方、100畳敷、約950キログラム・・・日本一の大凧で引き手は100人)
上磯部会場は、六間凧(10.8メートル四方、72畳敷、約700キログラム)と、四間凧と、一間凧。
下磯部会場は、六間凧(10.8メートル四方、72畳敷)。
勝坂会場は、5.5間凧
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座間市会場は、13メートル四方の大きさで、その重量は約1000キログラム・・・100人の引き手。
5つの会場は3キロメートルの長さなので、複数の会場で揚がる大凧が見渡せれる。

過去には4回ほど取材しているが、JR相模線の車窓から見ると、大凧の姿が見えなかったので、一番遠い「上磯部会場」を今回初めて取材する事になった。
昨日(5月4日)は低気圧の通過で台風並みの大風で、どの会場も大凧は落下して破損したようだ。

幸いにも、「上磯部会場」には、予備凧(四間凧と、一間凧)が有った。
理想的な風力は7〜8メートルだが、4〜6メートルしか無いため、8回ほど凧揚げにトライしていた。
2分間ほど大空を舞ったのを最後に、平成年度最後の凧揚げは終了し、解体の作業に移った。

動画を3本紹介します。
  @ ホンのチョット空に揚がった。  A 名物ベテランDJ  B 2分間だが大空に舞った。

来年の5月に凧揚げするためには、10月頃から竹を集めて、加工し、和紙に緑と赤で描かれた大きな題字の作成が始まり、10日ほど前から現場で骨組作業を始めるそうだ。

前回、撮影に成功したので、しばらく遠ざかっていたが、  ⇒ 2009年の作品をどうぞ

2009-9-19から、Nikonカメラの『D90』を愛機として、撮影を開始しました。 1999年のホームページ作成時からの作品集です。
		画面表示のためのツールも技術習得の為にいろいろと取り込み、
		数多くの技法を習得し、シリーズ作品集として、管理しております。