D90が観た画像  d90-18166

海老名市国分北  杉本小学校正門前のふれあい田んぼ
撮影日 :  2018−5−25
ゲンジボタル撮影・杉本小の「ふれあい田んぼ」
海老名市内で「ゲンジボタル」が飛び始めたと『タウンニュース』の5月18日版で伝えている。
海老名市としては、大ニュースである。

隣りの市の座間市は、日本列島誕生の折りに出来た丹沢・奥多摩の山脈から流れ出た水が「多摩川および相模川」となり、土砂を太平洋に流した。
地殻変動も起こり、河岸段丘や相模野台地が出来た事により、13ヶ所の湧水場所がある。
湧水のある所に「ホタル」有りで、座間市には6ヶ所のホタルの名所が出来た。

ホタルの名所・座間市に、数百メートルで隣接する「杉本小学校」には、15x15メートルの田んぼがある。
もち米の苗を植え、6〜70キロのお米を収穫するそうだ。
この田んぼに、湧水の水路がひかれており、ザリガニの宝庫である。
ホタルの幼虫にとっては、ザリガニは天敵である。
今年は、ホタルの幼虫放流前に、150匹のザリガニを捕獲したそうだ。

早速、取材に出掛けたが、杉本小学校正門前にはコンビ二の灯りが煌々と、そして、オレンジのナトリウム灯が田んぼを照らしている。
こんなところで「ホタルが飛んだ」・・・? と、絶句である。
地元の人が来て、道路から、田んぼの縁のトンネルに入って行った。

これは、同校沿いの清掃などを行う市民団体「目久尻川をきれいにする会」(飯田英榮会長)が、杉本小の授業の一環として児童とともにホタルの幼虫を放流している活動で、今年で16年目になるそうだ。
ホタルの幼虫が最後の脱皮(6回目)を終えたものを、1匹400円で、200匹購入し、カワニナと一緒に3月に田んぼの用水に放流するそうだ。

2日後の5/27に、同会有志が主催者となり、観賞会を開くためにメンバーが集まり苦労話をしていた。
コンビニからの明かりや通り沿いを走る車のライトを遮るため、防護柵に遮光ネットを張るなど、さらに、高さ170センチのトンネル、田んぼの畦道には板を敷き、歩行場所は30センチだが歩きやすかった。
今夜のホタルは、15頭の灯りのみ・・・・飛び立ったのは1頭しか見なかった。
よって、『海老名のホタル』では、乱舞などは夢のまた夢の話である。

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