D90が観た画像  d90-18175

静岡県伊東市松川湖展望広場
撮影日 :  2018−6−3
ゲンジボタル撮影・松川湖展望広場
ホタルの季節ともなると、私と相棒は時には合同で、時には単独で、「ほたる観賞地の取材」を行なっている。
先週(5/27)に相棒は、伊東市の「丸山公園」を取材した。
同じ伊東市にもう一つの「ほたる観賞地・松川湖」が有り、6月3日に出掛けると言うので、合同調査となった。

明るいうちに現場に到着、早速周辺一帯を見てまわった。
「展望広場」とは、トイレや展示コーナーを併設したログハウスと駐車場から、階段を下り、高さ15メートルほどおりた芝生広場だ。
広場の一角に、草むらに隠れた「長さ8メートル、幅40センチほどのU字溝」があった。(ホタルの養殖の表記有り)

しかし、広場を流れる小川にも、湖に流れ込む川にも「ゲンジボタルの餌となる・カワニナ」の姿が全く無い。
ロケハンの結果、『本当にゲンジボタルが飛ぶの?』である。

「松川湖のホタル観賞」の特長は、「星空を飛ぶホタル」とか、「湖面を飛ぶホタル」だそうだ。
このようなシチュエーションのほたる観賞地はめったに無い。

ところで、陽が沈み、湖畔にも闇の世界がやって来た時、U字溝辺りから一斉にホタルが飛び出した。
その数、100頭。  まさに、大乱舞となった。
そして、湖畔の対岸の木々の暗闇からも、芝生広場の大きな木の上からもホタルが飛び出した。
鑑賞地一帯で、200頭の大乱舞が始まった。

鑑賞者が引上げ、我々2人になった時、足元灯の消灯と、侵入禁止のカラーコーンの撤去にやって来た市の職員に聞くと、昨日(6/2)は100頭、本日(6/3)も100頭の成虫ホタルを、昼間の内にU字溝に放流したと。
・・・なるほど、丸山公園内で養殖した成虫のホタル放流ならば、昨日放流分のホタルは対岸まで飛んで行った事になる。

ところで、珍しい写真をゲットした。  下の2枚目を参照。
緑の光跡のホタルと、赤い光跡のホタルが飛んだ。
そう・・・ホタル観賞地で良く目にする光景だ。
コンパクトカメラは、被写体までの距離を赤外線を発光して測定するのだ。
(カメラマンの常識としては、『AF・・オートフォーカス』を禁止して、マニアルでピント合わせを行なっている。)
赤外線がホタルの光跡にカブってしまった結果を撮影できた・・・ラッキーチャンスだった。

1999年のホームページ作成時からの作品集です。
		画面表示のためのツールも技術習得の為にいろいろと取り込み、
		数多くの技法を習得し、シリーズ作品集として、管理しております。