『和キルト×百段階段』展は、2年毎(前回は2016年)に開催されている。 [開催期間は、5月25日〜6月24日]
本展では、同館にある東京都指定有形文化財「百段階段」に和モダンをテーマとして、「和キルトのコンクール」を開催している。
今回は「和モダン」をテーマに作品を公募した。
公募の結果、コンクールの優秀作品や招待作家の作品を含めた79名380点以上のキルトが出展されている。百段階段の一番目の部屋「十畝の間」には、コンクールで入賞した衣桁サイズ(150x120cm)の作品が13点展示されている。
金賞に輝いたのは床の間に飾られた《蒔絵と回路》(写真集の3枚目)という作品で、電子回路のような紋様の上にアゲハ蝶が舞うという、一見不釣り合いなモチーフ同士が調和したイメージとしてまとめられている。
銀賞に2点が選ばれた、白黒のチェックやストライプを組み合わせた《シマ・ウマ》(写真集の6枚目)と、日本画に見るような大河の流れを巧みなステッチで浮かび上がらせた《行く川の流れは絶えずして》(写真集の7枚目)。 |