D90が観た画像  d90-18211

神奈川県相模原市中央区 宇宙科学探査交流棟
撮影日 :  2018−6−28
宇宙搬送技術と軽量構造
日本の「宇宙搬送技術」は、全長15センチほどのペンシルロケットから始まり、宇宙探索衛星を打ち上げる全長30メートルのロケットまで発展した。
宇宙に衛星を送るためには、3段式ロケットで、1段目、2段目で地球の引力が及ばない場所まで運び、3段目のモータで姿勢制御を行ない衛星軌道に乗せるのである。
「はやぶさ」や「はやぶさ2」などのように、さらに遠方の目標物まで送り、その上に帰還の燃料を用意しないといけない。
重量も139トン・・となると、宇宙に飛び出すためには膨大な推進力が必要となる。
よって、ロケット本体は金属物を使用するのではなく、ガラスファイバーや宇宙線(紫外線)の影響を受けない様に「薄いコルク」を3段目の外壁に使用している。
外壁もアルミを蛇腹型にして強度を持たせ、厚さ5センチほどの軽量構造(写真21枚目)になっていた。

ロケット3段目には、2段目のモータと3段目のモータの結合部分を切り離すには、ぶれなく切り離すために、爆薬を使用して一瞬に切り離す構造になっている。(写真23枚目)

現在はロケットは片道運行だが、将来のために、地球と宇宙を往復するロケットの実証実験が進んでいるそうだ。

1999年のホームページ作成時からの作品集です。
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