まず最初に、下の1枚目の写真は「はやぶさ」の模型、サンプル収集装置に直結した「再突入カプセル」の表面は金ぴか(地球帰還時には底蓋)である。
「はやぶさ」の再突入カプセルは直径約40cm、厚さ平均3cmの鍋型で、カプセル本体と、カプセルを熱から守るヒートシールド、地上に着地するときの衝撃を緩和するためのパラシュートで構成されている。
カプセルが大気圏に突入するときの速度は、秒速約12キロメートルであり、大気との摩擦で、カプセルは1万度以上の高温にさらされる。
カプセルの表面温度は最高で摂氏3000度にまで達するので、金ぴかも黒焦げになる。カプセルは「はやぶさ」から分離されると、高度200キロメートルで大気圏に突入。
その後、高度約5キロメートルでヒートシールドが分離され、パラシュートが開くと、ビーコン信号が発信されるという仕組みになっている。 |