D90が観た画像  d90-18219

富士山山麓 西臼塚駐車場付近
撮影日 :  2018−7−8
ヒメボタル撮影・西臼塚駐車場付近
2010年から「富士南麓」の「西臼塚・第二駐車場」のヒメボタルの撮影を始めてから、8年の歳月が経つ。
駐車場に車を止めると、すぐ目の前は雑木林となり、ヒメボタルが出迎えてくれる。
100メートルの遊歩道を歩けば、下草を刈り取った檜林が広がり、東京ドーム半分ほどのヒメボタル鑑賞地がある。
しかし、遊歩道は、幅2メートルほど、三脚を立てれば、通行人に蹴とばされる。
暗闇なので、懐中電灯や車のハイビームライトの光も入り、いささか、マンネリ化の被写体となっている。

相棒も一昨年(2016)は6回も飛翔時期の調査に足を運ぶ。
富士山のヒメボタルは学者の研究では、1週間で200mの標高移動をするそうだ。

相棒が昨年(2017)に「西臼塚・第一駐車場」から50m入ってみたら、ヒメボタルはいたけど暗闇で怖くて先に行けなかったそうだ。
で、今回、2人で探索を実行した。
駐車場は、海抜1230メートル、ここから、檜林の工事車輌が走る林道(幅6メートル)が有り、直線距離で1500メートル程下に「静岡県立富士山麓山の村」という施設がある。
富士南麓1合目(海抜1060メートル)まで続く林道だが、途中、ヒメボタルの発光を確認しながら歩くので、片道1時間以上費やした。
檜林から雑木林に変り、林道の両側は人手が入っていない全くの自然。

途中、ヒメボタルの光の多い所が3ヶ所ほどあったので、帰り道に30〜50分と時間を刻んで撮影に及んだ。
最初に、ワイド感を狙って、単焦点レンズ(35ミリ・f1.8)を装着したが、漆黒の樹林の中では、レンズ口径が小さくてヒメボタルの光をピント合わせ出来なかったので、レンズ口径の大きな(77ミリ)の単焦点レンズ(85ミリ・f1.4)に装着し直す。
この場所に足を踏み入れる者も無く、メスのヒメボタルは道端の草の上で光を放ち、オスのヒメボタルが林道を横切って飛ぶので、この光景を被写体とした。
最終工程で富士山の夜景を撮影したが・・・・、ここは、単焦点レンズの35ミリに切り替えるべきだったかも。

1999年のホームページ作成時からの作品集です。
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