「十畝の間と化粧室」の和のあかり |
百段階段の一番目の部屋「十畝の間」には、間島秀徳氏の日本画と、折花作家・三谷基氏の折花(おりはな)が展示されている。
薄暗い部屋に、水をイメージした間島秀徳の現代日本画の大作は、紙の白さが青い日本画に映えて初夏の山に残る雪を思わせている。
部屋の中央に、三谷基氏による『光花井戸』がひときわ光っている。
一枚の紙を切って折りあげた美しい「折花」が5000枚入っているそうだ。
そして、和紙で作った「かまくら」の中に、「石巻こけし」が微笑んでいた。
また、十畝の間の向かいにある化粧室には、長崎ランタンフェスティバルの麒麟が光を放っている。
家路につく麒麟の姿なのだそうで、壁に投影された影が優しい哀愁をにじませている。
作者は、ランタンフェスティバルコラボ、照明作家・弦間康仁氏の作品である。 |
|
|
|