百段階段の六番目の部屋は、鏑木清方が作った茶室風の部屋である。
さすが六番目の部屋となると、疲れも出て来るし、展示作品にも感動が鈍ってくる。
昭和レトロな安楽雅志や中島盛夫の絵画、山田全自動の俳画など、くすっと笑える作品も楽しい。
蓄光素材を使った上出惠悟の久谷焼・湯呑みもユーモラスだ。部屋の奥に設置されているのは、「すごい木工プロジェクト」の作品。
さまざまな表情を持つ日本の神々が宙に浮き、にぎやかであるが・・・主旨を理解できなかった。
手前には、美濃和紙や組子細工のあかりが配置され、幻想的な光を添えている。 |