目黒雅叙園の正面玄関の左手に進むと、百段階段へ昇るエレベーターがある。
3階でエレベーターを降り、ホールに立つと、涼しげな青いのれんに透ける灯が目に入る。
やさしいアロマの香りに誘われ、麻の大きなのれんを潜ると天井いっぱいに日傘のシェード(花火やホタルなどが描かれた)、床にやわらかな芝生、土のかまくらなど、ナチュラルな空間が迎えてくれる。
今年、初めての試みとして、イスラエル生まれのサボンジャパンからの香りの出展もあって、「あかりと香り」のコラボレーションが楽しめるそうだ。
そのままエントランスに進み、たたきで靴を脱いで百段階段に向かう。
たたきの天井には、金魚の大群が泳いでいる。
といっても紙でできた山口の祭りで使われている『金魚ちょうちん』。
いろんな柄の金魚が空間をうすべにいろに染め、リラックスした気分で靴を脱ぎ、素足で先へ進む。
10段ほどの階段を下ると「秋田の竿燈まつり」の大ちょうちんが見えてくる。
そして、いよいよ百段階段を上ると「和のあかり」作品が出迎えてくれる。2018年の「和のあかり」に関して、10作品を登録しています。 ⇒ 『百段階段 激写特集』 |