D90が観た画像  d90-18233

神奈川県伊勢原市の日向地区
撮影日 :  2018−7−15
「日本の伝統行事・虫送り」
7月15日、伊勢原市の日向地区で、害虫を追い払い豊作を願う伝統行事「虫送り」が行われた。
虫送りは日本の伝統行事のひとつで、田植えが終わった後に農村で稲などにつく害虫を駆除し、その年の豊作を祈願するもの。
昔は各地で行われていた記録が民俗史に残っているが、農薬の普及などの理由から次第に実施する地域が減少、そして壊滅。
そんな中、里山の再生を目的に活動する「NPO法人伊勢原森林里山研究会」が2016年に日向の谷戸田で再開した。

「虫送り」の会場は2ヶ所に別れていた。
路線バスの終点付近から始まる「第一会場」、そして、上流に、NPOが委託を請けている田んぼがある。
「第一会場」は農家の管理下だが、「第二会場」はNPOの管理下にあるもので、時折、里山の再生を目論み、子供会向けに田植えの実践や稲刈りを体験させるために色々なイベントを企画している。

まずは500個も用意した「竹灯篭」を畦道に等間隔に並べさせていた。
続いて大きな松明に火を点け、行者の念仏を先頭に、子供たちの掛け声で「虫送りと豊作祈願」の行列は棚田の中を通り、浄発願寺境内まで練りあるいた。
動画でご覧頂けれると、『虫送り』の全貌をご理解できるかも。  ⇒ ここから;

日も暮れると、畦道に置かれた灯かりが『里山の夕景』を醸し出してくれた。

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