「すみだ水族館」への入館は昨年に続き2度目である。
今回は、「東京2020オリンピックのカウントダウン」イベントが東京スカイツリー4階屋上で、開催されるとの事で、14時過ぎに来てみたが、イベントは19時〜20時との事で、水族館内部で涼みながら待つことにした。昨年は、「ペンギンの夕飯」と「チンアナゴの夕飯」と「クラゲの泳ぎ」を動画撮影したが、今年は珍しい魚に出会った。
ユニークな風貌で人気を集めるカエルアンコウの仲間。
カエルアンコウの仲間は、世界中で48種が知られている。
肉厚な胸ビレと腹ビレを手足のように器用に使って海底を歩き、捕食時は大きな口を開けて獲物を丸飲みする。
魚の顔を正面から見ると・・・・、歌舞伎の演目の中で、顔を白く塗った上に太い隈取(くまどり)をしている様子に見える。 (下の2枚目の写真)
ここからこの魚に付けられた名前が・・・『クマドリカエルアンコウ』 全長10センチほどの魚。
動画を見ると、手足の吸盤でカエルのように歩いたり、泳いだりする。 ⇒ 動画を見ると理解できる。
そして、偶然に撮影できた「提灯アンコウ」のような仕草・・・擬似餌が提灯に見える。 (下の3枚目の写真)
見た目だけではなく生態もとてもユニーク。
額から伸びている棒状の部分(吻状棘)の先端に、“エスカ”と呼ばれる疑似餌をつけ、小魚をまるで釣るよ
うに捕獲する。
一風変わった捕食シーンは一度見てみる価値あり。 ・・・水族館で難しいかも・・・
そもそも“エスカ”とはいったい何なのだろうか?
“エスカ”は実は背ビレが変化したものと考えられている。
種によって、動かし方はもちろん色や形も異なる不思議な器官だ。
水底近くをエビのように見せて動かしたり、少し上向きに動かして小魚のように見せたりとさまざまなバリエーションがある。
そして“エスカ”に気をとられた魚が近くまでやってくると、大きな口を開け一口でパクリ!
時には自分よりも大きい魚を丸飲みにすることもあるようだ。 |