D90が観た画像  d90-18238

東京都千代田区日比谷公園
撮影日 :  2018−7−30
「日比谷公園で変化朝顔展示会」
夏の風物詩の「朝顔展」に取材を広げています。

今回は、江戸時代から200年を経て現代まで愛好家の間に、綿々と伝えられてきた「古典園芸植物」のひとつになっている『変化朝顔』。

まず、『変化朝顔』とはなんぞや?

特殊な遺伝子の組み合わせによって花や葉、茎が変化したもので、花や葉、茎の変化・奇形を楽しむ。
変化朝顔には、変化の度合いは少ないが種が出来る「正木」種が出来ない「出物」がある。

主な変化遺伝子には牡丹咲き、獅子咲き、采咲き、車咲き、立田咲きなど、
葉の変化では立田葉、柳葉、糸柳葉、針葉、獅子葉、南天葉、笹葉等がある。

一般的には采咲き牡丹(雪の部)、車咲き牡丹(月の部)、獅子咲き牡丹(花の部)が主流だとか。
牡丹咲き、獅子咲き、采咲き、車咲きは、雄しべ・雌しべが全く無いか劣化しているので、種が出来ない。
さらに難しい話だが・・・・、遺伝はメンデルの法則に因るので変化遺伝子の数が多いほど、出現率は低くなる。
例えば一つの変化遺伝子(劣性)の出現率は4分の1ですが、獅子咲き牡丹では二つの遺伝子(獅子、牡丹)なので16分の1、さらに三つの変化遺伝子になると64分の1になる。・・・ますます、理解しがたい話となった。

いずれにせよ、「メンデルの法則」なぞ全く知らない江戸時代の人々は、「見た事も無い朝顔」作りに挑戦していた。
200年を経ても日比谷公園に出向いてみたら、展示雛壇に35鉢ほど並んでいた。

某ページを開いて見たら、96種ほど写真が載っている。  ⇒ 変化朝顔一覧

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