過日、「日比谷公園の朝顔展」会場で、上空から舞おりる昆虫に辺りにいた集団がザワメキたった。
手の届く近くまで降りて来た昆虫を、隣りにいた人が捕まえてくれた。その昆虫とは、太陽光線に当たると一層耀きを増した。
先日、「テレビの特集番組で放映していた『玉虫の羽根の輝き』を思いだす。
周辺にいた数人も、テレビを見ていたので、集まってきた。
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WEBサイト・「日系電子版 子どもの学び」の中で解説している。
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キラキラ虹色のタマムシ、どうして光るの?
⇒ 写真集の7枚目を参照
様々な色に光るのは、タマムシの体の表面に秘密があるんだ。
とても細かくて複雑な形になっているよ。
ここに太陽や蛍光灯(けいこうとう)の光が当たると、いろんな色の光が様々な向きに反射する。
それがきれいな色に見えるんだ。
形が色をつくっているので、「構造色(こうぞうしょく)」と呼ぶよ。
はじめから、きれいな色を塗っているわけではないんだ。
タマムシの羽を観察してみよう。
理科室にあるふつうの顕微鏡(けんびきょう)では見えないけど、電子顕微鏡という特別な機器で羽の切断面をみると、うすい層(そう)がたくさんあるよ。
1ミリメートルの1万分の1(100ナノメートル)くらいの層が20層くらい重なっている。
「太陽や蛍光灯の光」は白いけど、実は赤やオレンジ、黄、緑、青などたくさんの色が混ざっている。
タマムシの体に当たると、いくつも重なった層のそれぞれで反射する。
反射した光が組み合わさると、ある色の光が強まったり、別の色の光は弱まったりする。
それが虹みたいに様々な色に光って見えるんだよ。
見る向きを少し変えると、目に届く光もずれて少しちがう色に変わるよ。
どの向きから見ても赤は赤、青は青というように同じ色に見えるふつうの色とはちがうんだ。
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日本国内で有名なのが・・・玉虫厨子(たまむしのずし)は奈良県斑鳩町の法隆寺が所蔵する飛鳥時代(7世紀)の仏教工芸品。
外国には、緑色に光る天井、ブリュッセル宮殿「ヘブン・オブ・デライト」 ⇒ カラパイアで紹介している |