私の「サンバ」撮影は、4度目であるが、今までは「背中に羽根を付け、冠を被った裸のダンサー」を、煩悩一杯で撮影していたようだ。 今回、14時6分〜16時27分までの間、10チームの行進で1000枚近い写真を撮影した。
写真を整理しながら、各チームの活動記録などを見ていくと、「裸の集団で、腰振りダンス」だけではない事を知った。
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「浅草サンバカーニバル」は、S1リーグで8チーム、S2リーグで10チームで優勝を競い合うもので、S2リーグの覇者は、S1リーグのビリと入れ替えが行なわれるもので、1年間の練習結果が問われるもの。
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さらに、ただ「裸のダンサー」を集めればいいものでもない。
規則というか、コンテンツが問われている。
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サンバ用語が多用されていますが、ご容赦下さい。
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毎年オリジナルのエンヘード(物語・テーマ)を創作し、そのシノープス(台本)によって演出が構成されること。
アレゴリア(山車)やファンタジア(衣装)などを製作しパレードできるだけの規模や能力を持っていること。
ポルタ・バンデイラ(エスコーラ旗を持つ女性)とメストリ・サラ(男性)というエスコーラ代表のペアが必ずいること。
バテリア(打楽器隊)とパシスタやジスタッキと呼ばれるダンサーがいること。
またバイアーナス(サンバの故郷であるバイーアの女性)とクリアンサス(子供たち)というアーラ(隊列グループ)が必ず組織されていること。
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で、今年のテーマは、『健康診断』
鼓動も脈拍もサンバのリズムに聴こえる。
血管も肺も心臓も脂肪も骨も目も心も、この身体はサンバで出来ている。
健康の秘訣はサンバと酒と仲間の笑顔!
そんなサンバ大好き人間の健康診断をパレードにしました。
さて、2018年のコンテストで、「アミーゴス カリエンテス」(活動拠点は千代田区神田)は、S2リーグで優勝した。
来年(2019年)は、S1リーグの最下位でデビューできる。 |