D90が観た画像  d90-18300

東京都目黒区下目黒 ホテル雅叙園東京
撮影日 :  2018−10−12
いけばな百段階段2018(第四期)
目黒雅叙園の百段階段と言えば、彫刻と絵画が天井や欄間に描かれているのが周知の部屋である。
いけ花の各流派は、抽選で確保した部屋の雰囲気に合わせた『いけ花』を検討し、素材を運び込み、現場で大工仕事をしたり、ハサミ作業をしたりするのだ。
今回も部屋の装飾物を借景とした「いけ花作品」が多かった。

今年の「いけ花鑑賞力」のテーマである「出展者の製作意図を理解する」は、まずは「作品に向かってどのように立つか」。
1.立って見るのか     2.座って見るのか    3.正面はどこか    4.借景を取り込んでいるのか
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特に悩むのが、3番目の「作品の正面」を見極める事。
ある部屋で出展者に聞いたら、「作品者の名札が置かれている向き」と言われた。  確かにそうだった。
しかし、別の部屋では作者以外の担当者が置いた名札は、床の間に向かって正面に置かれている。
どう見ても、納得が行かず、聞いて見たら・・・・部屋に入ってきた時に、床の間は斜め右手になるため、「この作品の正面は斜め右手」だとか。
ともあれ、自分で納得出来なければ、出展者に聞くべき事は、カメラマンとして必須項目である。

下の1枚目の作品は、「盆栽仕立てのいけ花」、右側の松の木は大人が3人掛かりで運び込み、足元は、転倒防止のために大掛かりな大工仕事が為されているそうだ。
下の2枚目の作品、苔の生えた山茶花(さざんか)の木は、珍しいものだ。

1999年のホームページ作成時からの作品集です。
		画面表示のためのツールも技術習得の為にいろいろと取り込み、
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