D90が観た画像  d90-18308

神奈川県平塚市 花水川の桜並木
撮影日 :  2018−10−21
台風の贈り物、平塚にもサクラ咲く
テレビや新聞で「ソメイヨシノ」が咲いたよ。
日本各地で350ヶ所以上もだそうだ。  昨日(10/20の読売新聞の夕刊)で、桑名市の遊園地で撮影された写真は素晴らしかった。
じつは、10/18に田舎の同級生に撮影を依頼していた。
館山市船形も台風の影響は大きかった。  翌日の19日は天気が良かったので、桜の花を見つけたと。写真を受信する。
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台風21号の影響は、千葉県や小田原・平塚・鎌倉の海岸線は、強風に巻き上げられた塩水が桜の木を襲う。
そして、数日後には北風が吹き、桜の葉っぱを落としてしまった。
しかし、幹廻り2メートルの大木には影響が無く、葉っぱはまだ付いている。

平塚・花水川には、ソメイヨシノ2000本のサクラ並木があるので、調査に出向いた。
バス停から200mほど歩くと、サクラ並木が始まる。  春になれば『桜のトンネル』になるだろう。
さて、歩けども歩けども落葉した桜の木に出会えない。
諦めかけた1300メートル地点(サクラ並木の終点)で落葉した桜の木が2本あった。
北風をまともに受ける場所である。

見上げると、梢の先にチラホラ白いものが見えた。  ・・・・平塚にも『台風の贈り物』があったのだ。
本日現在、30輪ほどだが、膨らんでいる蕾が多く見えるので、最終的には50〜100輪は咲くだろう。
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では、季節はずれの「ソメイヨシノ」が咲いた理由は、
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 春に咲く桜は本来、桜の花芽は通常7〜8月に作られる。
この時期は気温も高いのだが、花芽の付け根についている葉から、植物ホルモンである「アブシシン酸」が花芽に送り込まれていて、動き出すのを止めているらしい。
「アブシシン酸」は植物の成長を抑制する機能があり、花が開くのをブレーキをかけている。
しかし、塩害で葉っぱが枯れ、その後の強風で落葉したため、ブレーキが外れてしまった。
その後も、20℃を超える高い気温の日があったため、ソメイヨシノは咲き出した。・・・と、学者は言っている。

1999年のホームページ作成時からの作品集です。
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