今週(第七期)も2部屋には大型作品があった。 「漁樵の間」の「錦花池坊」は昨年同様に、大型の作品で有った。
欄間や格天井の彫刻も霞んでしまう勢いである。 昨年は、大きな部屋(十畝の間)だったので全景を撮影できたが、今年は無理だった。
ところで、お座敷にマッチする和服のモデルを探すのには苦労する。
鑑賞者の中に和服姿の人を見つけても、立ち姿では、絵にならない。 やはり、正座姿でお願いしたいもの。「星光の間」には、「華道高野山」が出展している。
お寺の現役お坊さんが生ける今年の作品は、「不動明王をイメージ」したもの、カサブランカはお不動さま、赤い実を付けた物は火焔光背を表現しているとか。
もう一つの作品は、「樹齢200年のコウヤマキを仏様に見立て、花で宇宙をイメージ」した作品(写真番号:87番)でどの角度から見ても、見映えがあった。
下の3枚目の写真は、和服モデルのいた「草丘の間」で出会った「衝撃的な作品」・・・花器の中をじっくり見ても、「花留め」が無い。
関係者に聞くと、「90歳の先生だが、花留めを使わない事を信条としている」で、今回も、準備段階に、長い時間かけて、花木の組み合わせに苦労しながら、バランス取りに苦戦していたとか。
「草丘の間」でもう一つ「妙な花留め」を見つけた。 ガラスで花器を作る作家が、ガラスで作った花留めは常識を超えていた。 |