「江戸菊」は、江戸時代に江戸(東京)で発達した古典菊で有る。
花が咲いてから花びらが様々な向きに変化して、気まぐれな花の形となる。明治11年から作り始めている歴史有る「観賞菊」では有るが、非公開の畑で見ると、なかなか手間数の掛かる古典菊で有る。
種を蒔いてから4年間ほどで、予備軍候補に昇り、花の形・背丈・開花時期を審査されて、展示用に直径60センチほど高さ50センチほどの鉢の中に10〜15株程度寄せ植えされて、予備軍となる。
そして、29鉢の選抜が決まるのだが、黄色11鉢、白色9鉢、赤色9鉢・・・更に花の種類は、「管弁」と「さじ弁」と「平弁」の3種類を選ぶのだ。
であるから、一般(神社、お寺、公園、植物園)の菊会場には、出展できない所以であろう。
床の話に触れると・・・・・、
他所では、鉢に1株の植え込みなので、床にセットする前にタップリと鉢に水を含ませれば、半月くらいは大丈夫かも知れないが、1鉢に15株も植え込んだら水やりが必要になるだろう。
で・・・仕掛けはどうなっているだろうかと・・・、
展示場にセットする時(直径60センチ・深さ50センチの鉢を埋める時)に、7センチほど深く埋めていた。
昨日は、土床の表面は乾いていたが、本日は、水やりをしたらしく、穴の淵が濡れていた。 |