10年以上前から冬場になると、上野公園の風物詩として「うえの華灯路 浮世絵行灯」が始まった。
設置場所は、大噴水広場北側から清水観音堂階段下にかけての園路で、約300メートルの「華灯路」となる。
行燈は底面が23センチ四方、天井面が19センチ四方、高さ30センチの台形。
枠の鉄フレームに浮世絵シールが添付されたアクリル板を3面(背面は保護用のスチール板)にはめ込んでいる。絵柄は、江戸から明治にかけての華やかな上野が描かれた浮世絵(主に歌川広重の「名所江戸百景」)120基を道路の両端に並べている。
昼間は気が付く人はいないが、夜間は「行燈内部の20ワット電球が点灯」して、浮世絵を照らし出している。 |