明治時代に入り、新橋⇔横浜に施設された鉄道は、大磯まで、そして小田原までと、延びて行く。
箱根・湯河原・熱海・伊東・・・と、温泉地も賑わいをみせる様になって行く。大磯に政財界の別荘が集まったように、明治20年前後には小田原にも政財界の別邸づくりが一大ブームとなった。
小田原駅からバスに乗り、「上板橋」で下車。
紅葉探しのちいさな旅で有る。
一番に取材したのは、「秋葉山量覚院」の真っ赤なモミジ・・・住職曰く、今年は台風21号の塩害で全体的に遅れているらしい。
ここで、面白い情報を入手した。
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秋葉山火防(ひぶせ)祭は、秋葉山量覚院で開催される祭事で、山伏が山伏問答をした後、無病息災の祈願をし、オキの火の上を渡る火渡りします。今年の開催予定は12月6日で、19時から火渡りが行われます。
暗がりの中での祭事なので、とても神秘的です。
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二番に取材したのが、「電力王」と呼ばれた茶人の松永の自宅(松永記念館)、三番に取材したのは「山縣有朋別邸の門(平日はクローズ)」、四番は大成建設創業者・大倉喜八郎別邸、五番は「皆春荘(清浦奎吾別邸その後山縣の別邸になる)」、六番に三井物産創業者・益田孝別邸らの紅葉を撮影する。 |