D90が観た画像  d90-18374

東京都目黒区下目黒  「雅叙園・百段階段」
撮影日 :  2018−12−08
「創業90周年特別企画・百段階段の草丘の間」
雅叙園・百段階段を昇り始めて三番目の部屋は、草丘の間(そうきゅうのま)と言う。
この部屋の見どころは、磯部草丘(いそべそうきゅう)の描いた格天井には『四季草花絵』や欄間に描かれているのは『松原の風景』。
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ところで、「日本画家・磯部草丘」は、明治30年3月24日群馬県佐波郡に生れた。
大正8年上京し、伯父である帝大文学部大塚保治教授の下に身を寄せ、川合玉堂の門に入った。
大正13年「冬ざれ」が第5回帝展に初入選し、つづいて児玉希望の戍辰会に入った。

その後、昭和3年から帝展に連続出品し、作品に「簗の豊秋村」(第9回)「梅花村図」(第10回)「房南間居」(第11回)「空山流水」(第12回)「岬」(第13回)「虹」(第14回)「葉月の潮」(第15回)などがあり、「葉月の潮」は特選になった。
その後、新文展に「秋立つ浦」(招待展)「東海の冬」(第2回)「妙義」(第3回)などを出品した。
昭和18年召集により台湾に派遣され、同地で終戦を迎えたが、復員後は郷里伊勢崎郊外にあって制作に親しんだ。
戦後は日展に依嘱出品の他個展を開いたが、日展では「夏の山」(第5回)「晨朝」(第8回)「雲と花栗」(第10回展)「ふるさとの山河」(第11回展)などがある。
昭和42年1月9日敗血症のため死去した。享年69歳。

1999年のホームページ作成時からの作品集です。
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