年末の風物詩として、『浅草寺の羽子板市』はテレビ放映されるので、誰でも知るところとなった。
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現代は、正月用品は大型スーパーなどで事前から大晦日の間際まで買い揃える事ができるが・・・、
江戸時代には、境内の広いお寺や神社に簡易販売所が出来ていた。
江戸町民100万人を対象に、その年の最後の「観音さまのご縁日(納めの観音)」に正月用品や縁起物の品を売る「歳の市」がたったことから始まり、江戸時代の末期頃、羽子板に流行の歌舞伎役者の舞台姿の似顔絵を貼りつけたことから女性に人気を集め、徐々に『歳の市』から『羽子板の市』に重点が移っていった。
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今年の「浅草寺・羽子板市」は、44軒ほどの羽子板の露店のほか、数多くの屋台・露店が仲見世を抜けたあたりから境内にかけて軒を連ね、威勢のよい三本締めの声が響きわたっていた。「酉の市」ほどの勢いは無いものの、「羽子板市の掛け声も必見です」 ⇒ クリック
下の写真の解説は、一枚目は、カメラマンの集団は買う気も無いので、座ったまま腰を上げませんが、どれにしようか迷っているお客には、声を掛けてきます。
更に、商品には値札が付いていないので、気に入ったものが見つかったお客には、そろばんを持ち出し「値引き交渉に応じます」。
声に出て来ないので、周りの人には羽子板の値段が解りません。
二枚目は、今年の流行語大賞からのもの、三枚目は同じ段に並んでいるものが、3万円弱・・・中央の羽子板の着物は正絹で作成されており、6桁の価格になりそうだ。 |