「浅草」と言えば、今や外国人には大人気の場所である。
雷門の前は、外国語が飛び交っている。
着物姿にはほど遠い浴衣風に、レンタル着物で日本文化を満喫している女性たちを追うカメラマン達。年末から年始までの期間中、仲見世通りの頭上に繭玉や凧や羽子板や独楽の飾り付けが正月気分を盛り上げてくれる。
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仲見世通りは、浅草寺の雷門から宝蔵門前までの約250mの参道にある商店街で、日本で最も古い商店街のひとつである。
江戸時代のころから賑わってきた浅草のメインストリートで、約90店舗もの店が参道の両脇に軒を連ねている。
「雷おこし」や「人形焼」などの下町で作られてきたおやつや、扇子、髪飾り、江戸小玩具などの和風の小物が並んでいる。
それら江戸下町名物が並ぶ店と、軒先にある提灯や四季ごとの装飾、雷門から宝蔵門まで続く石畳が調和し、日本的な情緒に溢れた通りとなっている。
仲見世通りでは、日本土産を探したり、下町名物のおやつを食べ歩くなどして満喫することができるが、商店街の情景をただ歩いて見ているだけでも十分に楽しめる。 |