D90が観た画像  d90-19004

神奈川県藤沢市江ノ島
撮影日 :  2019−1−4
初詣客でにぎあう「江島神社」
相模湾に浮かぶ2つの島(茅ヶ崎の烏帽子岩)と(江の島)は、比較的近くに有るが成り立ちは全く異なる。
「烏帽子岩」周辺の地層は、砂岩層と火山層が縞をなしており、300万年前〜600万年前海底に堆積した地層が隆起したものらしい。
一方、江の島は、富士山の噴火により、軽石や火山灰が降り積り、永年の時間をかけて岩と化す、約2万年前は陸地だったものが、海や川の自然の波に侵食されて離れ島となる。
その後は、湘南海岸の砂の流れにより、江の島は陸地と繋がったり離れたリ・・・。
山頂には、縄文時代の住居跡や石器が出土している。
空海や慈覚大師も「龍窟(現・岩屋)」に籠もり、弁才天よりお告げを受けて、上之宮(現・中津宮)の社殿を創建したという。
源頼朝も弁才天(現・奥津宮)に鳥居を奉納している。
下之宮(現・辺津宮)は、将軍源実朝により創建された。

江戸時代になると、干潮になると砂浜で江の島は陸と繋がり、江戸からの詣で客が押し寄せた。
かつての江島神社は、神仏習合の与願寺という寺院でしたが、明治の神仏分離によって江島神社と呼ばれるようになる。
江島神社は、「辺津宮」・「中津宮」・「奥津宮」からなっている。
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ご祭神は、天照大神が須佐之男命と誓約された時に生まれた神で、三姉妹の女神様です。

・奥津宮の多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)
・中津宮の市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)
・辺津宮の田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)
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関東大震災で、江の島は2メートルの隆起が有り、現在の岩屋付近の石畳岩が地上に現われた。

江の島の現在の賑わいは、19年前に山頂に有る「旧江の島展望灯台」をライトアップしたことから始まり、「関東三大イルミネーション」のひとつになった『湘南の宝石』の賜であろう。

1999年のホームページ作成時からの作品集です。
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