D90が観た画像  d90-19012

神奈川県平塚市寺田縄
撮影日 :  2019−1−10
花菜(かな)ガーデン「アイスチューリップ」
過日、江の島で「ウィンターチューリップ」を取材したのだが、木箱で作成した鉢に2万株のチューリップに対し、平塚には、花菜ガーデンで「アイスチューリップ」を1万5千株を花園に地植えしたものだった。
花菜ガーデンの場合は、11月上旬と11月下旬の2回に分けて植え付けをし、見頃の時期を2回作っているそうだ。
1回目の見頃は、12月初旬〜12月下旬 そして2回目は12月下旬〜1月上旬となり、冬場は花のない時期なので、「客寄せパンダ」に成っている。

ところで『冬咲きチューリップ』には、2種類の生産方法があるとか。

@.春咲きチューリップ球根の生産では花を咲かせずに取り、葉が枯れるまで光合成させて太らせてから、夏から秋にかけて掘り上げて貯蔵します。
それが、秋以降市場に出回るのですが、冬咲きチューリップの場合、今年の秋ではなく、昨秋の球根を一年余り、冷蔵し夏に凍りつかない程度に(この温度管理がそれぞれの技のようです)冷凍して発根させてから、温度を上げてポットに植えつけ芽出しをさせたものを植えつけることになります。
今年の春咲くものを秋まで温度管理して遅らせて(抑制)咲かせるのです。・・・・その分コストと手間はかかります。

A.最近は南半球の秋掘り球根(3月頃です)を空輸して1年の冷蔵期間を半年に短縮するやり方もある。

「ウィンターチューリップ」ないしは、「アイスチューリップ」の名称の付け方は、生産方式の違いなのか・・・単に、他社の真似をしたくないのかは判らないが、確たる信念があるのだろう。
やはり、木箱の鉢に植えられている物より、畑に直植えされた物の方が「チューリップの花」らしい。

1999年のホームページ作成時からの作品集です。
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