D90が観た画像  d90-19021

東京都文京区後楽1丁目 東京ドーム
撮影日 :  2019−1−15
日本のまつり・御陣乗太鼓
御陣乗太鼓の発祥の地である石川県輪島市名舟町は、現在、世帯数約70戸、人口約250人の小さな小さな町。
その中で約20名の打ち手が御陣乗太鼓の選手として活動している。
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天正4年(1576)越後の上杉謙信は、能登の名城であった七尾城を攻略して「霜は軍営に満ちて 秋気清し 越山を併せたり 能州の景」と詠じ、その余勢をかって奥能登平定に駒を進めた。

現在の珠洲市三崎町に上陸した上杉勢は、各地を平定し天正5年、破竹の勢いで名舟村へ押し寄せた。
武器らしいものがない村人達は、鍬や鎌まで持ち出して上杉勢を迎撃する準備を進めたが、あまりにも無力であることは明白であった。
しかし郷土防衛の一念に燃え立った村人達は、村の知恵者といわれる古老の指図に従い、樹の皮で仮面を作り、海藻を頭髪とし、太鼓を打ち鳴らしながら寝静まる上杉勢に夜襲をかけた。
上杉勢は思いもよらぬ陣太鼓と奇怪きわまる怪物の夜襲に驚愕し、戦わずして退散したと伝えられている。
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県の無形文化財指定を受けている「御陣乗太鼓」は、1つの太鼓を8人の打ち手がそれぞれの面(夜叉面,女幽霊面,爺面1,爺面2,爺面3,男幽霊面1,男幽霊面2,達磨)を被り、入れ替わり退ち替わり太鼓を打ち鳴らす。

太鼓のリズムは始めはゆっくり、次いでやや早く、最後は最も早く打ち切る。
すなわち、序・破・急の三段で打ち、これを何回も繰り返す。
その間、打ち手は自由な形でミエを切るが、面に応じた身振り、身のこなしなど個性的な芸を入れるのである。
非常に速いテンポで動きも早いだけに最後まできれいにその真髄を発揮して打ち切れる者は少ない。

動画中心の作品です。  ⇒ 15分の長丁場です。

1999年のホームページ作成時からの作品集です。
		画面表示のためのツールも技術習得の為にいろいろと取り込み、
		数多くの技法を習得し、シリーズ作品集として、管理しております。