八戸三社大祭は、曜日にかかわらず、毎年7月31日から8月4日までの5日間開催されるそうだ。
享保5年(1720)、凶作に悩む八戸の有力者たちが、法霊大明神(現在のおがみ神社)に天候の回復と豊作を祈願したところ、無事に秋の収穫を迎えることができた。
その御礼として、八戸藩の許可のもと、武士や町人から寄進を募って神輿を建造し、享保6年(1721)、長者山三社堂(現在の新羅神社)に渡御したことが、八戸三社大祭の始まりと言われている。やがて、この祭りには、八戸藩の有力な商人が買い入れた人形を載せて担いだ「屋台」や「虎舞」など、町民で編成した行列が参加するようになり、まちの安泰や豊作を祈願する大規模祭礼として発展していく。
明治17年(1884)には新羅神社が、その5年後には神明宮の行列が加わって三社の祭りとなり、それまでの同じ人形を屋台に載せるスタイルから、毎年新しく作った山車を運行する形へと変化し、現在では、町内ごとに製作される山車は、全部で27台あり「八戸三社大祭の山車行事」と言われ、重要無形民俗文化財に指定された。
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この山車の特徴は、大きく広がる左右の仕掛けがあり、白煙を吹き出すなり、人形がせり上がる見事な演出が動画でわかる。
前夜祭などでライトアップもされており、東北地方でも有名な祭りの1つで有る。
まつり期間中には、約110万人もの観光客で大変な賑わいを見せるそうだ。
東京ドームでのイベントには、「南部民謡の俵踊り」と「法霊神楽(ほうりょうかぐら)」もあった。
動画でそれぞれをご覧下さい。
⇒「八戸三社大祭の山車行事」 ⇒「南部民謡の俵踊り」 ⇒「法霊神楽」 |