D90が観た画像  d90-19038

静岡県伊豆市土肥温泉(といおんせん)
撮影日 :  2019−1−28
万福寺の土肥桜は「見事な一本桜」
松原公園から徒歩8分ほどで「万福寺」には着くよと、教えられたものの、海岸線を歩いていると、西の空に太陽が顔を出してきた。
ならば、「夕日スポット・旅人岬」を撮影しようと、「万福寺」から行き先変更する事となった。
「夕日」や「怒涛の赤い海」を満喫したものの、1時間に1本の帰りのバスには時間が余った。

ならばと「万福寺」へ足を向ける。
漁師町の街中を通り、背後に山を背負ったお寺は、山門にも情緒が有る。
境内も「土肥桜の一本桜」で、半分ほど埋まっている。
  『樹高:5メートル,枝張り:8メートル,幹周り:145センチ,樹齢:5,60年』 土肥桜としては古木で有る。
ネット検索で「万福寺でメジロの写真を撮りました」・・・を目にしたが、背後に山が有り、漁師街の狭い庭には花の木が無いため、ここの一本桜はメジロにとっては花園であろう。
あいにく、日没後ではメジロはすでに山に帰っている。
ところで、主幹が根元で剪定されている・・・切り口が新しいので、おそらく2018年の台風で被害を受けたのであろう。
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ネットに、(土肥金山を経営する土肥マリン観光社長の小林貴信さん)の話が載っていた。
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桜は、「昭和40年代から土肥の各地で咲くようになりました。
しかも河津桜とは異なり、頑なに門外不出を守り続け、現在、土肥温泉周辺には大小合わせて400本ほどの土肥桜が植栽されています」。

昭和33年頃、土肥・小下田で佐藤医院を営む佐藤萬夫(さとうかずお)氏が、土肥・八木沢(丸山スポーツ公園)に咲く早咲きの桜(寒緋系の雑種)を花瓶に入れて診察室に飾っていたところ、北国・札幌の北海道大学名誉教授・小川義雄氏が土肥来遊の折に、それを見つけ、接木で増やすことを提案。早速その秋から接木が始まり、植栽して増やしたのが始まりとか。

接木して育てた桜には、なぜか薄い紅色がかった白い花をつけるもの(白種)、濃いピンクのもの(紅種)に分かれましたが、地元、土肥では紅色のものを平成19年3月に「伊豆土肥桜」として品種登録しています。

1999年のホームページ作成時からの作品集です。
		画面表示のためのツールも技術習得の為にいろいろと取り込み、
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