「西伊豆」の海岸線は、夕日の名所が所々に有る。
昔、伊豆半島をドライブした時、「恋人岬」で海中に「ジュワー」と沈む太陽を撮影した事が有る。
夕日による「赤い道」は、東京湾を隔てた内房総(ふるさとの岩井海岸)や相模湾を隔てた西三浦半島(逗子海岸)からも見れるのだが、今回出会ったのが、「赤い怒涛の海」だ。
1/27は、風も穏やかな快晴だったので、1/28を取材日に決めたのだが、あいにくの風速8メートルの西南風で、大波が標高20メートルの「旅人岬」に岩場にぶつかっている。
晴れていて、台風並みの風で、夕日となれば、年に数回の現象が起きる。
その夕焼け海の怒涛の波の砕ける姿は、赤いカーテンを広げたようだ。そして、ネット検索しても、『3つ重ねの太陽』はヒットしない。
おそらく誰も撮影した事が無いのだろう。
今回、私が撮影できたのは、『1000年に一度の珍事』だったかも知れない貴重な体験で有る。
ネット検索しても「3つ重ねの太陽」の事例が見つからないので、悩んでいても体に良くないので、思い切って「気象庁天気相談所」に電話した。
答えは、「空気の層が異なると太陽が複数見える」との事。
おそらく、水平線上の雲の状況から見ると、「三保の松原や浜松の上空に、強風による要因があったもの」と、納得した。
証拠写真(三重の太陽)を送りましょうかと話すと、担当者は、「めったに無いことですが、写真は不要です」と・・・・。 |