D90が観た画像  d90-19054

神奈川県厚木市上荻野792−2
撮影日 :  2019−2−16
厚木古民家「岸邸の雛まつり」
2010年に「しだれ桜」や「建物内部の見学」で、訪れた事の有る「古民家・岸邸」で雛まつりが開催されている事を知った。
マイカーを手放してからは、ちょっと遠くなった厚木市の北の端。
厚木駅から路線バスで30分(料金390円)だが、自宅からは最も近い「雛まつり会場」だった。

私事で、ちょっと余談だが・・・・。
川崎市登戸の貸家で新婚生活を始め、娘が誕生(1971年)。
海老名市にマイホームを持ったのを機会(1978年)に、妻の実家で「七段飾りの雛人形」を贈ってくれた。
それ以来、毎年、天井裏の倉庫から金属の台を下ろして組み立て、雛人形を箱から出して飾り付け、作業時間は3〜4時間かかる。
しかし、今年の2月、天井裏から金属の台を下ろしところで、「妻から、今年から雛人形を飾らないで!」、「飾って欲しくなった時、娘から頼むそうです」。
心の中では、一抹の寂しさもあるが、飾ったり、仕舞ったりの労力も無くなった安堵感も有る。
・・・・さて、話を元に戻そう。

古民家には1階と2階で15部屋も有る豪農の建物。   平成10年に持ち主の岸さんから厚木市に寄贈されたもの。
厚木市からボランティアが派遣され、「雛まつり」,「端午の節句」,「七夕」,「民話のおはなし会」などのイベントと、建物内部の一般公開をしている。

「雛まつり」は2月14日〜3月10日まで。
各部屋に、市民から寄贈された「おひな様セット」が飾られている。
私自身10年間、各地のお雛さまを取材し、寄贈されたお雛さまを観てはいるものの・・・・、初めての出来事で有る。
「色々な事情で、お雛さまを手放す人のドラマが有る物」・・・・おそらく、寄贈の段ボール箱の中に入っていた手紙だろう。
・・・ ボランティアの方がワープロ印字した物のようだ。・・・

1999年のホームページ作成時からの作品集です。
		画面表示のためのツールも技術習得の為にいろいろと取り込み、
		数多くの技法を習得し、シリーズ作品集として、管理しております。