D90が観た画像  d90-19060

静岡県伊東市物見が丘2−30 佛現寺(ぶつげんじ)境内
撮影日 :  2019−2−24
伊東MAGARI雛(日本一の118段)
JR伊東駅からは徒歩で25分位かかるそうだ。
佛現寺は伊東市役所の隣りに有るため、30分に1本の路線バスを利用した。
一番近いバス停から7〜8分掛かり、大きな山門に到着した。
山門側が表参道で、参拝客や車も出入りする。

本堂前の広場を突きぬけると、裏参道の石段が見えた。
この石段が、直線で無く多少の曲りを持った118段で有る。
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2013年、「伊東まがり雛」の開催当初は、伊東市の「伊東(いとう)」に因んで110段の雛壇飾りを作り、日本一をPRする。
一方、隣接する東伊豆町稲取地区では2014年に「雛のつるし飾りまつり」の一環として、素戔嗚神社の階段を利用して48段の雛壇飾りを設置。
翌2015年には、階段に余裕があったため広げたところ、結果として117段になり東伊豆町が日本一になつた。
その後、佛現寺では、2016年から118段まで増やし、日本一の座を奪還。
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さて、ここからが取材の本題です。
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伊東市の「雛まつり」のタイトルは「伊東まがり雛」・・・伊東市内9ヶ所に点在する会場に共通するタイトルで有る。
118段の石階段が途中で曲がっているので「伊東曲り雛」かな?・・・が通用するのは「佛現寺」だけだ。
このまま世間の噂話に流されると、あなたはチコちゃんに「ボーっと生きてんじゃねえよー」と叱られるかも。
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仏教では、仏という最高のものがあり、それを邪魔するものとして“魔(ま)”というものが説かれています。
キリスト教でも、天国に民衆を導く神と、それを邪魔するサタン(悪魔)が存在します。
「世の中をよくしよう」とする神・仏に対して、邪悪なものが存在するのです。  邪悪なものとは破壊の神なのです。

“悪魔”と“魔(ま)”は同じ物かというと、違うものなのです。
“魔”というものは、心の中に生まれてくるものなのです。
仏教では、自分が修行をしていく過程で、自分の中に現れてくるものを“魔”としてとらえています。
人々に仏教の話をしても、なかなか信じてもらえないのは、“己心(こしん)の魔”が囁くからです。
「こんなものを信仰しても、ロクなことはないよ」「俺は自分しか信じていない」これは、“己心(こしん)の魔”の働きなのです。

伊東市は、日蓮上人が島流しで滞在した所以から、仏教の『魔を狩る』の語源から「魔刈り」に、そして『MAGARI』に辿り着く。

さて、「雛壇の展示」は、10:00〜16:00。 毎日並べたり仕舞ったりが知りたい。
境内にテント張りがあったので、関係者に聞くと、1段毎に人形を箱に収納していたらしい。
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赤いジュータンに置かれている雛人形を手に取り、持ち上げると簡単に移動出来た。・・・これは、伊東方式だ。
以前、取材した「千葉県勝浦市の遠見岬神社 60段1800体の人形」の展示を参考にしているかも。
伊東市商工会議所の職員が10名ほどで、1000体の人形の展示作業をしているらしい。

1999年のホームページ作成時からの作品集です。
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