D90が観た画像  d90-19110

東京都新宿区内藤町 新宿御苑
撮影日 :  2019−3−20
見頃となった高遠小彼岸桜
『高遠小彼岸桜』の現物を知らない人でも、「信濃・高遠城の桜」を見てみたいという人は多い。
この「高遠小彼岸」が、新宿御苑内に10本、そして大木戸門外に1本植樹されている。
ところで、「新宿区内藤町」と「新宿御苑」と「高遠小彼岸」の関係だが・・・・。
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徳川家康が江戸に入った翌年の天正19年(1591)に、譜代の家臣内藤家二代目の清成は、多年の功労と江戸城西門警固の功績を認められ、現在の新宿に屋敷地を拝領する。
家康は、清成に馬を走らせて回れるだけの土地を授けると言い、その結果、東は四谷、西は代々木、南は千駄ヶ谷、北は大久保にまでおよぶ広大な土地を賜ったと伝えられている。
石高三万石余りの小大名ながら、江戸の中でも非常に大規模な賜邸であったことから、その所在の地名が「内藤町」と命名された。
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その後、七代内藤清枚(きよかず)の時に、領地を信濃に移され、三万三千石の高遠城主となった。
明治維新によって、信州高遠藩主、内藤氏の下屋敷は、皇室の庭園になり、戦後国民公園となり、一般に開放された。
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「天下第一の桜」・・と、定評のある『高遠城址公園』には1500本の高遠小彼岸が植樹されている。
昼間の花見に行くには、花見ツアーを利用するのがベターだが、ゆっくりするには、夜桜見物も良いかも。
夜桜見物  ⇒ 2010年に取材しました。