奥座敷に「江戸時代の雛人形」と名札が置かれていましたが、「顔立ちから見て、京都の人形師」の作品みたいだが、詳細はわからない。
箱に書いてある「嘉永五年(1852)」・・・黒船来航の1年前である。
「大旅籠柏屋」も大繁盛している頃なので、京都に発注したのかも。この部屋には、もっと古そうな雛人形が2組あった。
名札には「江戸後期」とだけ書かれたもの。
「享保雛」や「古今雛」らしく、頭に植毛する技術が無かった頃の作品だ。
展示されている雛人形の傍に、賞状入れの額の中に解説文を入れている所から見ると、人形鑑定士に見てもらい、江戸の人形師「原舟月」の作品と断定しているのかも。
いずれにせよ、江戸時代から「柏屋」で代々、節句には飾られていたものだろう。 |