相模女子大学へ行くために、小田急線相模大野駅で下車すると、駅ビルの吹き抜け空間に「人工さくらの大木」が有る。
樹高7メートル、枝張り7メートル、幹周り180センチ、当然ながら、花びらも人工物である。さて、相模女子大学だが、明治36年(1903)の専門学校令の適用を受けた学校の中で、1904年に創立された日本女子大学校(日本女子大学)、女子英学塾(津田塾大学)、青山女学院英文専門科(青山学院)についで日本で4番目に古い女子大学である。
昭和21年(1946)に東京都小石川から現在地に移転している。
それ以前のこの場所は、陸軍士官学校の移転先として、「通信技術を研究・学習する施設」であった。
現在も「旧陸軍通信学校将校集会所」と「フランス庭園」としだれ桜が残っている。
女子大の総面積は東京ドームの約4倍、移転当初にさくら並木として植樹された『ソメイヨシノ』や『大島桜』なども樹齢80年近くになる。 |