D90が観た画像  d90-19123

神奈川県横浜市都筑区 江川せせらぎ緑道
撮影日 :  2019−3−28
江川せせらぎ緑道のさくら
「旧下水道法」は、明治33年に制定されて近代下水道制度の基礎となった。
「甦る水百選」はその施行100年に伴う記念事業として、国土交通省の都市・地域整備局が実施したもので、「江川せせらぎ」もその1つに選定された。

江川は、昭和30年代までは農業用水路として、その後は雨水排水路及び生活排水路として利用されてきたが、下水道整備の進展に伴い、雨水や生活排水の流入がなくなり、その役割を終えようとしていた。
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半世紀前の「東京オリンピック」を、下水道の曲がり道と捉える。
特に、澁谷界隈の原宿辺りは典型的だ。
田んぼが有り、メダカの泳ぐ小川が埋め立てられ、曲がりくねった道路となり、下水は暗渠化され、澁谷駅地下を流れていた。
再び地上に姿を現し、東京湾に流れ出るまでは水は洗剤の泡と鼻をつく異臭に悩まされた。

その後、周辺地域の市街化が進み、都市に潤いを与える良好な水辺景観の創造と親水性の増進が強く望まれるようになり、あわや、並行して交通量の多い「緑産業道路」のために、曲がりくねった迂回道路になるかと案じたが、江川の上流に位置する都筑水再生センターから高度処理水を流し、せせらぎの回復を図るとともに、緑化のための植栽、遊歩道の設置を行い、四季折々の風情を楽しみながら、水辺を散策できる憩いの場として整備することとなった。

1999年のホームページ作成時からの作品集です。
		画面表示のためのツールも技術習得の為にいろいろと取り込み、
		数多くの技法を習得し、シリーズ作品集として、管理しております。